重要な指標

坐骨神経痛の検査で理学検査も重要な検査のひとつとされ
熟練した、医療関係者なら問診と理学検査で多くの場合推測が付きます。
ラセーグ兆候、前屈・後屈など体を動かし症状の再現を目的とする検査。
神経痛の検査として整形外科のみならず
整体・鍼(針)治療の指標として、坐骨神経治療を行います。

ラセーグ兆候

仰向けに寝て、足をまっすぐ伸ばした状態で術者が持ち上げます
目的としては、坐骨神経の牽引で痛みが再現されるかを診ます。
膝を曲げたり、患者自身が足を上げると正しい理学検査が行えません

ラセーグ兆候が30度以下ですと、手術の適応も考え治療にあたります。

前屈テスト

厳密には、理学検査には含まれません。前屈をした時の坐骨神経痛が
再現される角度・痛みの強さを測定し、ラセーグ兆候など他の理学検査
結果をふまえ、坐骨神経痛治療の指標とします。

神経根に椎間板ヘルニアがある急性期の坐骨神経痛の場合
前屈テストで、足に激痛が走る事も
また、この検査も坐骨神経痛の牽引を目的としていますので
前屈時に膝を曲げないように

後屈テスト

前屈の逆ですね、後ろに反った時に坐骨神経が圧迫され
坐骨神経痛が再現されるかを確認します。
主に、腰椎分離・すべり症などの骨の変形が強い場合や
椎間板ヘルニアが後方に飛び出している場合に坐骨神経痛が現れます


(補足)
理学検査は問診で推測された坐骨神経痛の確認に必要に応じた
検査が行われます。
初診時のみでなく、行っている坐骨神経痛治療の効果測定のためにも
定期的に確認してくれる、整形・整体・鍼治療を選びたいですね。


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